借金など無縁の人生を送っていたのに、親族に実印を使われ連帯保証人にさせられてしまいました。
気が付いたのは親族の会社が倒産寸前になり銀行からの督促があった時です。
銀行に着いて、実際に見た契約書には自分の実印と自分の筆跡ではない文字で自分の名前が書いてありました。
実印は貸し出した覚えがあります。
口実は全く違うウソのものでした。
銀行で自分の筆跡とは全く違うと言っても銀行員は「そうですか。じゃあ保証人から外しますね」と言うわけも無く「とにかく返済をお願いします」としか言われませんでした。
しかも銀行から当行への返済を最優先にして他の債権者への借金は踏み倒してくださいというようなことを言われ誰も信じられなくなりました。
親族には大変世話になっていたこともあり訴えることも出来ず、会社を守るためだったと謝る姿を見て責めることは出来ませんでした。
結局、親族の会社はどうすることも出来ずに倒産しました。
その際残っていた土地・建物などの財産を処分して返済した借金の優先度が、運よく自分の名前で契約されていた借金だったので結果的には私が払うことなく全額返済することが出来ました。
もし、自分が払わなくなくてはならなかったと考えるとゾッとします。
法律家に相談もしましたが親族であることが問題をこじらせる原因でもあると言われました。
他人なら真正面から戦うことが出来るのですが家族や親族だと貸した借りたはウヤムヤになりやすいらしいです。
実印は何があっても絶対に貸さない。
改めて思った事件でした。